2004.04.08 vol,007 (不定期発行)
☆☆☆ 野辺山便り ==2004年 第4号== ☆☆☆          From クマ工房

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とある外国のメデイアが伝えて事かと・・・うろ覚えですが、

「桜の花の便りがトップニュースになるなんて、日本という国はなんて素敵
なんだ」

本当に「桜前線」という言葉が在るほど、日本人は桜をそして春の訪れをと
ても愛し、大切にします。何て素敵なことでしょう!こんな文化を大切にし
ていきたいと、改めて思う、4月です。さぁ、お花見行きましょう!

 お元気ですか?新年度ですね、皆さんはどんなスタートでしょうか?
4月1日は、私共クマ工房の創立記念日、今年で24年目を迎えました。
「相変わらず」と「心機一転」の絶妙なバランスで、これからも工房を運営
していきたいと思っていますので、ご声援ヨロシク!!

さあ、今号のメルマガも、お楽しみ下さいます様!!


▲▽ CONTENTS ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 ☆彡好評連載「クマ工房昔話」第4話
 ☆ ホームページあれこれ
 ☆ 工房より
 ☆ クマの独り言
 ☆ りらちゃんの格言コーナー
 ☆ 編集後記

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☆彡新連載「クマ工房昔話」 第4話 

さてさて、昔話も第4話まで進みました。

 きっと誰でもそうでしょうが、「食」というのは最大の関心事ですよね?
エピソードもついつい多くなってしまいますが、今回は「食」から「仕事」
へと視点を替えてみたいと思います。

 電気のない創立当初のクマ工房、でも実はそれまで働いていた海ノ口牧場
の社宅をそのまま借りていました。あの頃のクマ工房主力商品(ちょっと偉
そー)はジグソーパズルでしたが、どう頑張っても手ではパズルを切り出す
事は出来ません、その為電動糸のこ盤を牧場の家に設置し、そこに通ってパ
ズルを切っていました。がらんとした家にポツンと糸のこ盤が置いてありま
したね。(でも、酋長というあだ名の怪しげな奴が、住んでいたんですけれ
どね)まあ、パズルを切るだけで、後の仕事は電気が無くても出来るので工
房の方でやっていました。

 そうそう、ある日薪ストーブの傍でクマチャンが「何か新しい商品考えな
くちゃなー、、、」とぼやいていた時、私が「そんなこと、云ってる暇に鉛
筆でも削っておいたら?」と何気なく云って、、、それで誕生したのが後々
の大ヒット商品となった「白樺の小枝の鉛筆シリーズ」なんですねえー。カ
ッター片手に薪の小枝を削っていて、ふと「あっ!これ、可愛い!!」なん
てね?名作誕生秘話って訳です。

 それともう一つ、あの頃はアンノン族の全盛期で、空前の「清里ブーム」
でした。その清里に漫画の題材にもなった「ミルク」と言う喫茶店があり、
牧場時代にコーヒーを飲みに行ってマスター夫妻ともすっかり親しくなって
いたのですが、お店の名前の「ミルク」をアルファベットで入れた小さな木
のブローチが売れに売れていたんです。これは牧場時代から作っていたんで
すが、今思うとクマ工房誕生の立役者はこのブローチだったんです。機械等
は使わずに作れる物でしたし、牧場の仕事の空き時間に二人で(成チャンも
やってたなぁー)せっせと作ったものです。あの頃の売れ方はホント凄かっ
た。1日頑張って作っても200個位だったかな?夕方に持っていくと、昨
日の分はもう全部売れて無くなっていたんですから!一個200円の小さな
アクセサリーでしたが、呆れるほど売れてました。(計算してる人います?)
余談ですが、売り上げは全部郵便局に貯金してました。クマ工房の看板を揚
げた直後にアメリカへ3ヶ月の旅行へ行ったでしょ?あの時の資金にしちゃ
った訳です。堅実!というか、ちゃっかりしてるというか、、、全部使い切
りましたけどね!とても有効な使い方だったと自負しています。

 そんなこんなでいつも笑いながら、殆ど計算という事をせずに暮らしてい
ました。1ヶ月の売り上げを4つに分けて三人と工房用、、、っていう程度
の計算はしていましたけれど。

 しかし・・・兎に角いつも誰かしら工房に来ていて、今日の夕食は何人?
なんて聞きながら料理していましたね。清里がとても華やかな時代でしたの
で、沢山のアルバイトさんもいました。彼らも空時間や仕事の後には訪ねて
来て、いつもみんなのたまり場・休憩所みたいになっていました。私と来た
ら、そんな清里の友人宅へ遊びに行く時は、いつも片手に洗濯物、片手に粉
石けんを持ってニコニコしながら、お茶を頂いている間にちゃっかり洗濯機
を拝借していました。これも一種のギブ&テイクって言えるんでしょうか?
洗濯を理由に随分お茶していた様な気がします。

 でも、あの頃から自分達の暮らしを自分達の手で、、、という感覚を体が
覚えたんだと思えます。家具という程のものではなかったけれど、暮らしの
中で使うものは何とか工夫して、作り出す力みたいなものを学べた時期であ
ったと思います。
電気が無いことで、電気の大切さ、電気の使い方、も学べたかな?
自慢にならないけどお金はなかった。けれども、本当に心豊かな暮らしを、
とても自然に送ることが出来た幸せな日々でした。今現在のクマ工房の原点
が育った時期と言えると思います。

 あーあ、洗濯のことも面白いこと一杯思い出すなあー、、、でも今回はこ
の辺で、、、次回のお楽しみと言うことで!!

http://kumaya.or.tv/Mag/Number_03.jpg
(当時の様子が掲載された雑誌です)


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☆ ホームページあれこれ

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カウンター5000番ヒット賞のイベントも無事済み(残念ながら前後賞はご申
告が在りませんでした。)やっと軌道に乗ってきたかな?と感じるこの頃で
す。
でも「おしゃべりタイム」の方への書き込みがこのところ低迷、、、、ちょ
っと寂しいかな?まあ、皆さんがこちらからのメッセージを受け取って下さ
っている事を信じて(?)せっせと続けて行きますので、お時間がありまし
たら時々遊びに来て下さい。

毎号、すみません、、、と言い訳している「オンライン熊屋」もう、言い訳
は通用しないかな?何とか、頑張りますので、ご容赦下さいますよう!

あっ、そうそう。5000番の記念品贈呈式の様子も、近々ホームページにアッ
プする予定です。お待ち下さいね。


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☆ 工房より

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 この2月・3月は、例年より何だか忙しかったような気がします。
忙しいってことは良い事。手を動かして、頭を働かせて、心砕いて、仕事を
するのは、自分達にとってとても良いことです。消耗すること無く、経験と
して1つ1つを積み重ねていければ達成感や充実感を味わえる、この上ない
日々となります。

 でも・・・体・・・疲れますよね?心身の健やかさを維持しながら、日々
を送りたいと改めて感じています。

 ちょっと一段落した仕事場で、そろそろ、「今年の作品展は、、、」何て
事も考えられる時期でもあります。「テーマを決めて取り組んでみようか!」
とも思いますが、じっくり考えていくつもりです。

 今は、「裁縫箱」のご注文。使い勝手を大切にして機能的で、かつ、美し
い裁縫箱を目指して制作中!乞うご期待!!ってとこです。


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☆ クマの独り言

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   「DREAM COME TRUE」

今回は横文字で来ましたねえ。

「やっぱり、追い求めないと、駄目だよ。いつもさ、、、。自分の夢を持っ
て、それを実現するために暮らしていきたいと俺、思うよなあー」

実は、久々に(?)クマ工房が、具体的な「夢」を持っているんです。
結構デッカイ、実現には困難な?夢です。でも、二人して、一生懸命、追い
求めていこうと思っているところです。

ガンバ!


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☆ りらちゃんの格言コーナー

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「初心忘るるべからず」

前号はちょっと固かったので、今号はお馴染みの言葉です。
けれど、最近とても頻繁に感じるのですが、戻るべき「初心」を持たない人
が多いのでは?言い古された様な言葉ですが、改めて「初心」と言う言葉を
確認したい気持ちです。進学、入学、就職、恋愛や結婚、新年の誓い、家庭
生活、、、きちんと「初心」を持ち、「初心」に立ち戻ることが、次への一
歩に繋がる事だと思えます。

如何でしょうか。


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☆ 編集後記

新年度、スタートの4月です。

 クマ工房のメールマガジンも、通算7号目の発行となりました。
今号の格言コーナーに載せた「初心忘るるべからず」を肝に銘じて、自分達
と皆さんの元気の素になるようなマガジン作りを心がけて行きたいと改めて
思う4月です。

 3月末にデイズニーランドへ行って来ました。春休みと言うこともあって
物凄い混雑!想像を絶しましたね。いやあー、参りました。その混雑の中で、
いろんな事を感じましたけれど、一番大きかったのは、「私達って田舎者!」
そして「田舎者、バンザイ!」でした。デイズニーランドという、アメリカ
の作り物の文化の中で、ワクワクする気持ちより、重い違和感を感じていま
した。(私がスヌーピー派って事だけじゃなくてね?)なんか違うよ、、ち
ょっと待ってよ、、、って。娘はどんな風に感じたでしょうか?もう暫くし
たら、ゆっくり話してみたいと思っています。

 本物の季節の風の中で、大きく深呼吸。まだ、花も緑もないこの野辺山で
すけれど、私達が背筋を伸ばせるのはやっぱりここだなあ!!
良い季節です。みなさん、素敵な笑顔でこの新年度をスタート出来ます様に!

 

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◇野辺山便り (vol,007) 2004年 第4号◇
2004.04.08 配信
監修発行・クマ工房
http://www.ytg.janis.or.jp/~kuma/top.htm
問い合わせ:info@kumaya.or.tv
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