2005.01.06 vol,016 (不定期発行)

☆☆☆ 野辺山便り ==2005年 第1号== ☆☆☆     From クマ工房

      ”””明けまして おめでとう 新年号 ””””

  

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 ご挨拶

あけましておめでとうございます。
クマ工房より新年の挨拶。本年もどうぞ宜敷お願い致します。

とにかく「災害」の多かった昨年、暮れのスマトラ島沖の地震による津波の
被害は、死者が15万人を越える大災害となってしまいました。
台風被害や新潟の地震で国内にも大きな被害がありました。天災の前での、
人間という生き物の、無力さを思い知らされたような1年でした。どうかこ
の新しい年は、穏やかな1年であって欲しいと思わずにはいられません。
そして、被害に遭われた方のご冥福と、1日も早い復興を祈らずにはいられ
ません。

幸いにも、大きな災害に遭わずに新年を迎えられた私達としては、やはり精
一杯、真摯に日々を過ごしていかなくてはなりません。
そこで『クマ工房』では、新年に向けて性懲りもなく目標を立て、超やる気
満々です。(笑)
しっかりと自分に恥じない仕事をしていくことはもとより、今年は「個展」
をここ熊屋ではなく、ちょっと都会へ出てやってみようかと思っています。
自称「出不精」のクマ工房としてはかなりの決断なのですが、この野辺山と
いうロケーション無しで、「クマチャンの家具」だけで勝負してみることも
必要かと思っています。未だ何も具体的なことは決まっていませんが、こう
して公言(?)することで、自分達を鼓舞していかないと、めげそう、、、、

と言う訳で、今年の『クマの手仕事』はどうかご期待下さいますように!!

2005年第1号のメルマガ。目標や、夢や、希望に溢れた号にしたいもの
です。受け取った方に笑顔やエネルギーをお届けできれば、と思っています。
世の中は沢山の災害や不幸や犯罪に溢れていますが、そんな時こそ大切にし
たいものってありますよね?野辺山から発信する小さな声にひととき、耳を
傾けて下さい。

さぁ、今年のメルマガの始まり、始まりぃ〜!!


▲▽ CONTENTS ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 ☆彡好評連載「クマ工房昔話」第13話 (最終章)
 ☆ ホームページあれこれ
 ☆ 工房より
 ☆ クマの独り言
 ☆ りらちゃんの格言コーナー
 ☆ 今月のゴメンなさい!! ・・・お休み?・・・
 ☆ 編集後記

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☆彡連載「クマ工房昔話」 第13話 (涙の最終章)

さあ前号の予告通り、今号はあの記念すべき

『クマ工房10周年のお祭りだぁ!』

のことを、嬉しく思い出しながら振り返ってみたいと思います。

場所はクマ工房裏の牧草地・・・
時は1990年5月26日・・・
例年になく雨の多い5月でした。

・・・が、勿論当日はスッコーンと大晴天!!
10周年の記念に何かしようよ!と思いついたが運の尽き!その準備たるや、
そりゃあ、もう、大変なものでした。

なにしろ、どんなことしようか?って、、、、、あれも、これも、あんな事
こんな事、そうそうこれも!次々に出るは出るは、、、出てきたアイデアを
ぜーんぶ実現させたんだもの!3〜4ヶ月はたっぷりと、準備に掛かりまし
たね。
私は、高速バスで一体何回あの新宿の「談話室 滝沢」へ足を運んだことで
しょう!スタッフミーティングでね?スタッフは総勢30人くらい?いやぁ、
もっといたんじゃないのかなぁー。。。

テントの出店には・・・
あの「レストハウス最高地点」さんが、当日は国道の店を休んでまでの出店
でした。
無農薬食品流通の「J A C 」さんは、腸詰めウインナーの実演もやってくれ
ました。
横浜のフラワーショップ「ゆりの木」さんは、会場をグンと華やかにしてく
れました。
籐工芸の「すえこ」さんは南牧村の文化教室の籐工芸の先生?でお馴染み!
陶工芸の「大沢京子」さんは、埼玉は浦和から素敵な陶器を運んでくれまし
た。
ドライフラワーの「ゆかり」さんは、熊屋ではお馴染みの野辺山の友人です。
皮革工芸の「ちいこうぼ」さんも、東京からニコニコ来てくれました。
手作りエプロンの「きよみ」さんは、美味しいケーキも一緒に!川上村から
の参加です。
銅工芸の「銅楽や」さんは吉祥寺から参加。今でも熊屋に並んでますよ!
クマクラブ有志の「フリーマーケット」やってる人が一番楽しそうでした。
のんべぇ達が勝手にやってた「バーボンハウス」..........
田付さんの「ノミの市」は瑞牆山から参加のおもしろグッズのお店でした。
そして、勿論「クマ工房」も!
出店だけでもこんなに沢山の参加!!美味しい、楽しい、良い物揃い!!

当日のプログラムだって、盛り沢山!何てモンじゃない!!
ご挨拶から始まって、生バンド演奏はブルーグラス。一日中演奏してました。
丸太切り競争は大人も子供も熱くなりましたねぇ。
空き缶つぶしはゴミの片づけのつもりで考えたのに、格好ストレス解消にな
ったみたいで、みんなやってました。
子供のための宝探しは、受けましたね。みんなきゃっ、きゃっと大喜び!!
ビンゴゲームは、アッと驚く豪華賞品!高原ヒュッテのペア宿泊券とか、デ
ィズニーランド入場券もあったっけ!
トラクター試乗なんてのもあって、野辺山の友人の泉くんは、牧草地をずー
っと運転して回ってました。牧草地にはこの日のためだけにおとなしい乳牛
を1頭、青野農場から借りて来て、草をはませていましたしね。

入場者数がこれまたビックリ!400人を数えたんです。
工房への道路に、ズラーッと車が並び、可哀想なスタッフの何人かは、駐車
場係で、ずーっと道路で車の番。遠くは岩手県、滋賀県からの参加もありま
した。工房の手前の牧草地は前日に入らないように柵を作ったんですよ、、、
これは大変だったなぁー でも、迷惑掛けたくなかったからネ、、、。

本当に楽しくて、嬉しい1日でした。

カメラ班もビデオ班もバッチリで、当日の記録も形に残してくれました。こ
れは、私達の宝物です。今でも、何年かに1度観てみるんです。ジーンとし
ちゃいます。ホント。

おまけの話しですが、お祭りの次の日スタッフで牧草地の掃除をしたんです。
みんなで一列になってゴミ拾い。ところが!!2000坪以上の牧草地で、
見つかったゴミは空き缶2つと、割り箸1つ位だったと思います。これは凄
い事だと思います。400人もの人が、食べたり飲んだり遊んだというのに、
これは嬉しい誤算でした。

 夢だけで歩いてきた10年です。
 あぶなっかしい二人が
 それでも一生懸命歩いてきた10年です。
 沢山の友人という財産に支えられて歩いてきた
 かけがえのない10年です。
 今、ありがとうの気持ちを込めて、新緑の野辺山にご招待。
 今日という日が、輝く出逢いの1日で在りますように」
              (1990.5.26 大笘 裕史、理良)

これは、10周年の会場の入り口に掲げられたご挨拶の文章です。
何だか、今もちっとも、変わっていませんね?
25年目を迎えても、まぁ、財産はやっぱり、、、、友人だけかな??(笑)
輝く出逢いの1日は、15年前の5月26日だけではなく、きっといつでも
こんな思いで、過ごす日々であれば叶うものですよね。

あの10周年から15年。今年は25周年となるわけです。2001年には、
20周年の「万歳パーティー」をやりましたね?グンと趣を変えた、ホテル
での格調高〜い?パーティーでした。始めての「クマの手仕事」という個展
の同時開催のおまけ付き。(この準備もかなり大変でしたけど!)
クマ工房の歩んできた25年、この「クマ工房昔話」でそのほんの一部分を
ご紹介出来たでしょうか?
今では、結婚19年目にして授かった一人娘も10歳になりました。早いも
のですね?

もっとお金持ちになりたい!とか、有名な作家になりたい!とか、時々思う
事もありますけれど(いえ、ホント、、、、思います)でも、やっぱり自分
達の歩き方しか出来ないものです。きっとこれからも、相変わらずのクマ工
房だと思いますが、まぁ精一杯やっていくつもりです。どうぞよろしく!

と、いうわけで、「クマ工房昔話」この辺でおしまい!

永い間ご愛読ありがとうございました。


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☆ ホームページあれこれ

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「キリ番ゲッターコーナー」新設!

・・・と前号でお知らせしたのに、「新設していないじゃないか!」と叱ら
れそうです。ハイ、スミマセン、、、、、
『12345』のキリ番は、あきる野市の下田君がゲット。未だ記念品の贈
呈式もしていません、ハイ、スミマセン。
トップページの更新もちっとも、予定通りにやれていないじゃない!
ハイ、スミマセン。

でもさ、でもさ、、、、新コーナーも出来たんだよ!
この「野辺山便り」の申し込みとバックナンバーを読めるコーナー!
(まめお君ご苦労様でした。わがままを聞き入れてくれて!)
クリックすれば、すぐ前号までのが読めるんです、、、、、でも、ちょっと
恥ずかしい気もするなぁ〜  でも、嬉しい気もするなぁ〜

少しずつでも、味のあるホームページに育てていくつもりです。
応援して下さいね?

ご意見、ご要望をお待ちしています。

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☆ 工房より

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新年の作業が始まりました。

昨年末、Y 様宅にクリ材のシンク付作業台無事に納品。喜んで頂けて写真も
バッチリ撮ってあります。見て下さい、さて何処に載せようかな?
今は次の本棚の製作です。細かい寸法は未だですが、カンナ掛けを始めてい
ます。
仕事の予定表には、いくつかのご注文が新しく書き込まれました。1つずつ
気持ち込めて作っていくつもりです。
ご挨拶にも書きましたが、今年は頂いたご注文の他に、個展のためにテーマ
を決めて製作をしていこうと思っています。今のところ第一候補のテーマは

               「椅子」

赤ちゃんの椅子、みんなで座る椅子、お父さんの椅子、でっかい椅子、飾る
椅子、居眠りできる椅子、まぁるい椅子、危ない椅子?、、、いろんな椅子
を考えています。

本棚やテーブルに比べると、椅子ってパーソナルなものですよね?ですから、
座る方の体格や、用途、好みに合わせて、たった1つの椅子を作る事が出来
そうな気がします。いろんな方を思い浮かべながら、製作してみようと思っ
ています。
そうそう、天使の椅子っていうのもありましたよね?どんなものが出来るか、
どうか、お楽しみに!

暖かかったこの冬も、さすがにこのところ冷え込んで来ました。仕事場も、
仕事が出来る温度まで(0度位かな?)上がるのに随分掛かります。
真冬は、やっぱりしんどいですねぇー

でも、頑張ってますよ!

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☆ クマの独り言

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俺の独り言って、毎月参るよなぁ〜
黙って仕事してちゃ駄目?

うーん、、、、、、皆さん、もっとお金使って下さいよ。若い人は携帯料金
ばっかり払って、老人は年金を貯めてたんじゃ、世の中は動いていかないよ。

ねっ?お金をもっと使いましょ!

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☆りらちゃんの格言コーナー

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年の初めに、ビシッと決めたいものです。

  涙があるだろう
  今年も
  涙ながらの歌があるだろう
  固めたこぶしがあるだろう
  大笑いがあるだろう今年も
  あくびをするだろう
  今年も
  短い旅に出るだろう
  そして帰ってくるだろう
  納付は野に
  数学者は書斎に
  眠れぬ夜があるだろう
  だが愛するだろう
  今年も
  自分より小さなものを
  自分を超えて大きなものを
  
  くだらぬことに喜ぶだろう
  今年も
  ささやかな幸せがあり
  それは大きな不幸を
  忘れさせることはできぬだろう
  けれど娘は背が伸びるだろう
  そして樹も
  
  ご飯のおいしい日があるだろう
  新しい靴を一足買うだろう
  決心はにぶるだろう
  しかし去年とちがうだろうほんの少し
  今年は
  
  地平は果てないだろう
  宇宙へとロケットはのぼり
  子等は駈けていくだろう
  今年も歓びがあるだろう
  生きてゆくかぎり
  いなむことのできぬ希望が   (谷川俊太郎詩集 日本の詩人17)

「今年」という題の詩です。
こんな思いで、今年を迎えたいと思うばかりです。

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☆ 編集後記

さあ、新年。ごちゃごちゃ言わずに、心機一転、新しく始めましょう!!

と、めでたいクマ工房です。

余りにも暗いニュースや、災害が多く、気持ちを奮い立たせないと負けてし
まいそうなこの頃ですもの、ね?元気出しましょう!

きっと人の一生には、どうしても避けられない不幸や災難が在るんですよ。
そして、必ず「死」という終わりが来るんです。仕方ないんです。だからこ
そ、精一杯。だからこそ、にっこり。しましょうよ。
寄り添う人を愛おしんで、明日に希望を持って、感謝の気持ちを忘れずに、
日々を過ごしましょうよ、ね?

世の中の不正や、犯罪への正しい怒りは持たなくてはいけませんが、(ふざ
けんなよ!と言いたくなること沢山ありますよねぇー)でもそれを理由に自
分の暮らしを投げやりにするのは、勿体ないことです。
小さくても、ささやかでも、「自分」を持って、今という時を一生懸命に生
きていきたいものです。
1年の始めに、本当にそう思っています。
どうか、皆さんにとっても、嬉しい一年の初めでありますように!

クマ工房、この1年も、クマ工房らしく歩みを進めていくつもりです。
どうぞ、変わらずに、よろしくお願いします。

あっ、ちょっとクマ工房らしくない事もやるかもしれません!
乞うご期待!!ってとこかな?

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◇野辺山便り (vol,016) 2005年 第1号◇
2005.01.06 配信
監修発行・クマ工房
http://www.ytg.janis.or.jp/~kuma/top.htm
問い合わせ:info@kumaya.or.tv
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