2005.3.15 vol,018 (不定期発行)

☆☆☆ 野辺山便り ==2005年 第3号== ☆☆☆     From クマ工房、

   ”””””香り立つ花の季節を待ちこがれる号””””””

 

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 ご挨拶

「春一番」吹きましたね?

春への扉を叩く音にしては、かなり迫力のある風でしたが、、、、
どうして、こんなに嬉しいんでしょうか?
「春」という言葉には、まるで魔力があるみたい、、、、。
毎年必ず、間違いなくやって来るというのに、毎年こうも待ち焦がれてしま
います。
野辺山は勿論、まだまだ冬景色。カレンダーの写真の中にしか、春は見つけ
られないんですけれど、、、、、お雛様と雪景色とのコントラストに野辺山
らしさを感じたりしています。

1ヶ月ぶりです。皆さんお変わりありませんか?
ちょっと発行が送れてしまいました。ゴメンナサイ。2月が28日までしか
ないってことは、結構しんどいですね?

ええっ?もう3月?ってね、、、皆さんもきっとそうでしょう?

さて、3月号のメルマガ、どんな雰囲気に染めていきましょうか!
「忙しい」という言葉は使わずに、この月を楽しめたら良いなぁーと思って
います。12月とは又違った意味で、区切りの時ですよね?
新年度、新学期、新生活、、、、、新しい気持ちで新しいスタートを切ろう
じゃありませんか!ね?

では、では、始めましょうか!

▲▽ CONTENTS ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 ☆彡新連載?までのハーフタイムショウ!!
 ☆ ホームページあれこれ
 ☆ 工房より
 ☆ クマの独り言
 ☆ りらちゃんの格言コーナー
 ☆ 今月のゴメンなさい!!
 ☆ 編集後記

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☆ハーフタイムショウ!!

 その2 「1ドル230円のアメリカ旅行」こぼれ話 電話編
 
前号から始めたハーフタイムショーです。
連載するほどでもないちょっとしたおもしろ話を思いつくまま書いてみよう
と思います。

今号は、今から25年ほど前、クマ工房の看板を揚げてから、すぐに二人で
リュックしょって出掛けたアメリカ旅行のエピソードなんぞを思い出しなが
ら、、、、、

そう、1ドル230円でした。私達にとっては、1ドルは360円が定説で
したから、230円でも、何だか日本が偉くなったような気がしたもんです。
いえ、ホント。
3ヶ月の予定で出掛けました。留守宅は、成チャンに頼んで。
その成チャンは、私達の後任で海ノ口牧場で働いていたんですが、クマ工房
の創立メンバーとして、私達と同居。そしてクマ工房での、初めての仕事が
何と「お留守番」だったわけです。心から信頼できる良き同居人でした。

さて、そもそもどうしてアメリカ旅行か?といいますと、、、、
クマチャンの高校の先輩のI 氏がハワイ島のパパイヤ農場のマネージャーと
して暮らしていたんです。ハワイの女性と結婚して、すっかりハワイ島に腰
を据えて。
そこで、ホテルになぞ宿泊せずに、長期滞在出来そう!と目論んだわけです。

ハワイ諸島の中でも、1番大きなハワイ島です。オアフ島なんぞで「お買い
物ツアー」をする趣味はなかったので、このチャンスを逃すもんか!という
わけです。
相談を持ちかけて、いよいよ準備が整って、抜かりはないか?と点検してい
る頃、I 氏から1通の手紙。
「歓迎するよ」「楽しみに待ってるよ」という暖かい文面。やはり持つべき
ものは先輩だねぇ〜と、嬉しくなったんですけれど、もう1枚、別の紙が入
っていて、広げてみると、何やら、デコボコしていて、丸い形が見えて、、、
なんじゃいな?これは?
それは、5セント、25セント、50セント、の硬貨をそれぞれ紙の下に置
いて、形と図柄を鉛筆でこすって写したものなんです。何でぇ〜??

I 氏によると、海外で公衆電話を使いこなすのは、かなりの高等技術。
成田からオアフ島。そして、国内線に乗り継いでハワイ島へやって来る私達
の身を案じて?公衆電話のかけ方を、懇切丁寧に1枚の紙に説明してくれて
いたんです。説明していくうちに、心配がドンドン膨らんで、、、、、、、
「きっと奴らは、どの硬貨を公衆電話に使えば良いのか判らないのでは?」
と、不安に駆られ、、、、苦肉の策で、硬貨を紙に写し取って説明しよう!

本当に、有り難いことです。
只、その時は、有り難い、、、というより、「子どもじゃあるまいし〜」と、
思ったのも事実です。だってぇー そうでしょ?「そこまでしなくても、解
るわよ!」
けれど、、、、実際に海外へ行ってみれば、、、、、確かに公衆電話は難し
いんです。「交換手」が出てくるんですよね?そいでもって、英語で喋る。
当たり前だけど、焦る。日本の公衆電話に交換手は居ない。「何言ってんの
?」です。「25セントどうぞ!」って言ってるだけなのに、それが解らな
い。これはもう、、、、、、。

初めての海外旅行。電話のかけ方1つにも、先輩の有り難さにジーンときた
私達でした。


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☆ ホームページあれこれ

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短い2月がアッという間に過ぎて、ありゃありゃ、、、トップページの更新
が又しても、、、、、予定通りに行きませんでした。スミマセン。
新しいコーナーを作ることより、内容の充実を!と思う気持ちは充分にある
んですけれど、、、、なにしろ確定申告の時期なもんですから、つい、、、
おろそかになってしまいました。メルマガ配信時には、グッと来るような写
真を撮って、トップページを飾りたいと思っています。

そうこう言っていたら、カウンター、もうすぐ15000?キリ番でしょ?
あと、500くらいか、、、2週間後くらい?楽しみにしましょう!!

ところで、オンライン熊屋のコーナーは、どんな感じで見て頂いて居るんで
しょうか?お役に立っていますか?ご注文に結びつかないとしても、見て頂
いているでしょうか?例えば、もっと家具のページが多い方が良いでしょう
か?注文フォームは使いづらいでしょうか?
などなど、、、、もしも、ご意見ご要望がありましたら、お聞かせ下さい。
ちょっと停滞気味の気がします。なんなりと!どうぞ宜敷く。


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☆ 工房より

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随分暖かくなりました、、、って言いたい時期ですが、まだまだ寒い!!
仕事場のシャッターはまだ当分、開け放される事はないでしょう。

天使の椅子が幾つか熊屋に並び、その後は大人用の両肘付の椅子が出来上が
っています。クルミ材のこっくりした色合いと、優しいラインの椅子です。
昨日は旧海ノ口牧場の跡地に開園されている「犬の牧場」様の看板を2つ納
めました。大きな看板で、ロゴマークの拡大に苦労しましたが、良い感じに
仕上がると思います(塗装はせずに納めたので、仕上げの塗装は納めた後に
ご自分でなさることになっているんです)ちょっと楽しみです。

この春新入学のM様ご注文のハイベッドや南牧の小学校の1年生用の引き出
しなど、4月に向けてのご注文に取り掛かっています。

今年のテーマに掲げている「椅子」の製作も、日々取り組んで、、、、
「独りよがり」にはなりたくないけれども、流されずに、自分らしく、腰を
据えて仕事していきたいと、材木置き場のつららを眺めながら、今日も励ん
でいます。
材木置き場が雪に埋まっています。うーん、何とかしなければ!


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☆ クマの独り言

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「嘘つきは嫌いだ」
「何より、嘘をつくのはいけないことだ」
「嘘をつかずに暮らしていきたい」
「嘘をつかれたら、話しにならないんだよ」

特に、誰かに嘘をつかれたとか、嘘に悩まされたってことがあった訳じゃな
いけれど、、、、いつでも、どんな場面でも、とにかく、正直に生きていた
いと思うばかり。
嘘のないものを作り出していきたいクマ工房です。

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☆りらちゃんの格言コーナー

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  雨にも負けず 風にも負けず
  雪にも夏の暑さにも負けぬ
  丈夫な体を持ち
  欲はなく 決していからず
  いつも静かに笑っている
  一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ
  あらゆることを自分を勘定に入れずに
  よく見聞きし 分かり そして忘れず
  野原の松の林の陰の
  小さな萱葺きの小屋にいて
  東に病気の子どもあれば 行って看病してやり
  西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
  南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い
  北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろと言い
  日照りのときは 涙を流し
  寒さの夏は おろおろ歩き
  みなにでくのぼうと呼ばれ
  褒められもせず 苦にもされず
  そういうものに 私はなりたい

                     宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」
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☆今月のごめんなさい!!

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1霜次朗へ。


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☆ 編集後記

名ばかりの春。野辺山はまだまだ冷え込みが厳しく、外は一面の雪景色です。
何かと、気ぜわしい年度末の3月ですね?

このメルマガ発行の直前に、犬の霜次朗君を失って、正直いって、3人とも
ちょっと落ち込んでいます。その1週間程前に、烏骨鶏がイタチにやられて、
全滅したばかり。窓から外を見る度に、ため息を吐いています。
犬の居ない日。子ども時代もそうですが、長野に来てから、ずっと犬が暮ら
しの中にいました。5頭も6頭もワヤワヤ暮らしていたこともありました。
風子、嵐、雷太、花子、空子、闇丸、野々子、草子、、、、、最後の1頭と
なってしまった霜次朗でした。理屈抜きで寂しい。これはもう、仕方ない。
でも、一歩踏み出そう。一緒に過ごした想い出を、右肩にちょこんと乗せて、
前を見よう。遠い空に視線を向けよう。落ち込みそうな気持ちだって、少し
も、恥ずかしがることないよね?
何処にでもいるような、雑種の日本犬でした。みんな、、、。車に乗るのは
大嫌いで、猫とも仲良くしようとしないで、お手やお座りもろくに出来ない
で、どんなに寒くても、外で暮らしていました。まぁ、見方によっては、と
ても、犬らしい犬だったと言えるかもしれません。娘との散歩をとても楽し
みにして、学校から帰るのを待ち焦がれていましたっけ、、、、
たかが犬、されど犬。犬の居ないクマ工房。何だかバランスが悪いです。
何処かから、又、犬がやって来るかしら?それも又、良し!ですね。

すっかり、発行が遅くなってしまい、ごめんなさい。
寂しい気持ちを引きずりながらも、クマ工房、元気です。この3月。気持ち
も、税金も、きちんと整理して、4月に向けて、新しいスタートを切りたい
と思っています。皆さんにとっても、充実の日々でありますように!


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◇野辺山便り (vol,018) 2005年 第3号◇
2005.3.15 配信
監修発行・クマ工房
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問い合わせ:info@kumaya.or.tv
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