2005.06.20 vol,021 (不定期発行)

☆☆☆ 野辺山便り ==2005年 第6号== ☆☆☆     From クマ工房、

   ””””” 花に負けない、綺麗な新緑の6月号 ”””””

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 ご挨拶

新緑の季節到来!遅ればせの野辺山の輝く季節です。
不安定な気候が続き、行きつ戻りつの春の訪れも、ようやく本物の様です。
皆さんお変わりないですか?
ズミ(小梨?)の柔らかい花が揺れて、牧草がザワザワし始めています。
本当に毎年思うことですが、「奇跡の春」「魔法の季節」
そして、恵みの梅雨へ、、、、、季節が丁寧に確実に移っていきます。

クマ工房、元気です。
7月に「クマの手仕事 2005 」が決まり、気を引き締めて製作に取り組んで
います。クマチャンが、、、、です。
6月の声を聞き、梅雨の合間の素敵な風に吹かれながら、張り切っています。

さて新入り家族の凛子、霧子、天子の3匹も1か月を我が家で過ごし、もう、
すっかり落ち着いてきました。この子達、何処で生まれて、どんな暮らしを
してきたんだろう、赤の他人(?)の3匹がここでこうして一緒に家族とし
てこれからずっと生きていくんだなぁ〜と、感じ入ったりしますけど!

さぁ、2005年、折り返し点の6月です。
充実してますか?
新年に立てた目標は持続してますか?
新年度からの新しい生活、もう自分のモノにしましたか?
家族とニッコリ暮らしていますか?

ちょっと(かなり?)遅れた6月号の野辺山便り、今月もどうぞ宜しく!!

▲▽ CONTENTS ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 ☆彡新連載?までのハーフタイムショウ!!
 ☆ ホームページあれこれ
 ☆ 工房より
 ☆ クマの独り言
 ☆ りらちゃんの格言コーナー
 ☆ 今月のゴメンなさい!!
 ☆ 編集後記

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☆ハーフタイムショウ!!

 その5  野の花物語  1
 
「梅雨入り」なんて言葉がニュースや新聞に出て来る頃です。
この時期は、草花、木々の成長著しい頃でもあります。
「目に青葉 山ホトトギス 初がつお」ですよね?
あれっ?ちょっと違うかな?
東京の住宅地に生まれ育った私達にっとては、ここの雄大な自然環境は、も
う、夢物語!のようです。
勿論、東京といっても、育ったのは4〜50年前(?)ですから今の東京と
は全然違っていましたけれど。
田圃やカエルや、、、セミ取り、はこべ摘み、お寺の境内のお縁日、杉並の
実家の2階からは、富士山だって見えていましたし、、、、。住宅地なりの
風景の中で育ってきたわけです。
でも、ここは、スケールが違う。空の広さが違う。
野辺山、標高1400bのこの高原は、植物分布でも、やはり平地とは違い
高原独特の山野草を見ることが出来ます。
私は、特に詳しいと言うわけではないので、偉そうなことは言えませんが、
この工房の周辺で見られる野の花達には、やはり愛着を感じますね。
特別に珍しい花だとか、高原ならではの花でなくても、季節を運んできてく
れる自然からの使者ですもの。
わぁ〜今年もようこそ!ってお辞儀したくなっちゃいます。

いつも1番のり!で咲いてくれます。清楚な姿 .........スノードロップ
一体何種類在るの?様々な色を楽しませてくれます..............スミレ
濡れた滴のようなつぼみ、だーい好きな花です............オカトラノオ
とっても地味な、でも飛びきりセンスのある野の花..........ワレモコウ
きっと、妖精が住んでいるに違いない!薄紫の可憐な花....ホタルブクロ
紫と黄色の豊かで元気な夏の野の花です................. ツリフネソウ
凛とした姿、九つの天蓋の葉という意味の素敵な野草........クガイソウ
神様のデザイナーとしての傑作品!上品な色合いです....ミヤマオダマキ
減ってしまいました。高原の花の代表、愛らしい花........マツムシソウ
柔らかさが心和ませてくれます。エーデルワイスとも........ヤマハハコ
日本桜草原種が此の辺りにはあるようです。春の定番........サクラソウ
何て素敵な名前!でも、その割には強いんですよ..........フタリシズカ
春には若葉、初夏には花と香り、秋には深紅の実を!............ノバラ
すくっと背筋を伸ばして豊かな花を咲かせます..........ノハナショウブ
あの鮮やかな色合いは高原ならでは!みんな大好きな..........コスモス
艶やかさ、格調高さ、目立ち度、、、で1番..................ヤマユリ
トゲが痛いンだけど、緑をバックに鮮やかな花................ノアザミ
ちょっと湿ったちょっと日陰、薬草にもなる美しい花です....イカリソウ
頼りな気な華奢な花が、風に揺れます。白いの、黄色いの....フウロソウ


コマツナギ、ママコノシリヌグイ、オオイヌタデ、オミナエシ、フデリンド
ウ、クサレダマ、タチバナソウ、アサマキスゲ、ショウマ、、、、、、、
シロツメグサもアカツメグサも可愛いよね?
まだまだ、沢山のこの季節の花々。名も知られていないささやかな花々。
短い季節に精一杯伸び、咲き、実り、蓄え、、、きちんとその命を全うして
いくんですよね?
名前を知っていても、知らなくても、同じ地面の上で一緒に季節を過ごして
いきたいものです。皆さんの周りにはどんな花?

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☆ ホームページあれこれ

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「クマの手仕事 Vol.5 」のお知らせです。
ホームページの方でリンク貼ったので、もう既にご存じの方もいらっしゃる
かと思いますが、改めて、お知らせしたいと思います。

「クマの手仕事 2005 大笘 裕史作品展 Vol.5」
    *日時   2005年7月23日(土)am 10:00〜pm5:00
      24日(日)am 10:00〜pm3:00
    *会場   鳩の森愛の詩あすなろ保育園
             横浜市泉区新橋町 812-2
             045-810-3565
3年ほど前、ご紹介により、鳩の森愛の詩あすなろ保育園さんで、ベンチや
本棚、整理棚のお仕事をさせて頂いた出逢いがあり、今回の企画が実現しま
した。今更ながら、クマ工房が「人」との出逢いに支えられているという事
を実感しています。
会場での新しい出逢いにワクワクしています。
鳩の森愛の詩あすなろ保育園さんは、全く、見事な保育園です。どんな風に
見事かというと、、、、、一言ではとても表現できませんが、保育に向かう
姿に「妥協」が無い。とでも言ったらいいでしょうか。
実に見事です。
クマ工房はこの出逢いで、沢山のことを学ばせて頂きました。

この春、この鳩の森愛の詩あすなろ保育園の創立20周年を期して、出版さ
れた本があります。下記にご紹介しますので、是非、ご一読下さい。
これは、保育にかかわる方、かかわっていない方の区別なく読んで頂きたい
本です。本屋さんでも、それからクマ工房でも売ってます!

   「共育て共育ち 鳩の森愛の詩あすなろ保育園」
     横浜の小さな保育園、20年の記録     監修 汐見稔幸
                       小学館  1500円

あと、一月余りとなりましたが、精一杯の準備をして、会場に向かうつもり
です。ご都合付けて、ぜひお越し下さい。

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☆ 工房より

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作業場は、良い季節を迎えてフル回転です。
野鳥の声、水の音、犬達の気配、若々しい緑、、、、に囲まれて来ました。
時々、大きなスズメバチがブーンと飛んできて焦ったりもしますけれど。

さて、横浜のK様からご注文のダイニングテーブルの天板用の材ですが、、
どうしてもクマチャンの納得するモノが見つからずに参っていたんです。
が、新しい材木屋さん、あったんです!
ご注文主には、お待たせしてしまい、ご迷惑をお掛けしましたが、ようやく、
何とか材を用意できそうです。ホッ!
クマ工房の材木置き場にも、結構ため込んでいるつもりなんですが、、、、
やはり、足りない。
少なくとも3年から5年は乾燥させなくてはならないし、いざ、カンナ掛け
してみたら、こりゃ使えない!何て事もありますしね?
どんな材をどれくらい持てるか!って事は、木工やっていく上でとても重要
なことなんです。
まぁ、今回は、これで目途が立ったので、一安心です。

クマの手仕事の準備、ご注文品の製作、アルバムや額の制作、、、とクマの
手は、休む間もなく動いています。
作品展を前にして、クマ工房の25周年の節目となるような作品群を皆さん
に見て頂けるよう、力入れてますよ!乞うご期待!!

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☆ クマの独り言

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独り言をつぶやく暇がない、、、、

この4月からのP T A 会長。本当に考えさせられる事が多い。
少子化、財政難、教育環境の充実、の3点を起因にした小学校統廃合問題。
様々な意見の中で、物事の本質を見失わず、流れを作っていくのは、想像以
上に難しい。
うーん、でも、やれるだけのことやるしか、ないね。
正直言って、これ程時間取られるとは、思っていなかったけど、、、、


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☆りらちゃんの格言コーナー

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だれも 見てゐないのに
 
咲いてゐる 花と花
 
だれも きいてゐないのに
 
啼いてゐる 鳥と鳥

 
通りおくれた雲が 梢の  
空たかく ながされて行く
 
青い青いあそこには 風が
 
さやさや すぎるのだらう

 
草の葉には 草の葉のかげ
 
うごかないそれの ふかみには
 
てんたうむしが ねむつてゐる

うたふやうな沈黙に ひたり
 
私の胸は 溢れる泉! かたく
 
脈打つひびきが時を すすめる   

立原道造「優しき歌 I」ひとり林に.....
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☆今月のごめんなさい!!

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1.天ぷら揚げようと思って、、、鍋にちょっと油足りないかな?って新しい
 油を足したの、、、、そしたら、なんと食器用液体石けんを、ドバーッ〜
 と鍋に入れてしまったの〜もう、最低!
 環境に配慮した液体石けん使ったって、こんな事してたんじゃねぇ〜
 
2.まだ、6月だよね?こんなに遅れたメルマガ、、、、、、、許して下さい。

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☆ 編集後記

今日、何日?
こんなに遅れた6月号、、、ゴメンナサイ(^_^;)
「ご挨拶」の文章と「編集後記」の文章がずれてしまう程、発行に時間が掛
かってしまいました。言い訳すると、、、、まぁ、忙しいのはいつものこと
なんだけど、さぁ、もういい加減に出さないと、と思い始めた頃に、目一杯
風邪引いてしまいました。年のせいか?長引いてぐずぐず、、、、、。
そんな最中も、PTAの会合はあるし、娘の柔道教室や太鼓教室、作品展の
準備やら、クマ塾やら、、、、で追いまくられていました。スミマセン。
6,7月合併号にしたら?という意見もありましたが、いやいや、遅れてし
まったことはお詫びしますが、6月は6月、7月には7月号をお送りします。
スンマセーン!!

今号でご紹介した立原道造の「ひとり林に....」は多感な高校生の時に学校
のグラウンド周囲の木立の中で暗唱したほろ苦い想い出があります。
私にとって、かけがえのない時代を過ごした高校です。
多摩地区の片隅にある小さな学校でしたが、校庭から多摩川の河川敷までの
茫々とした草原、グラウンド周囲の木立、ヤマバトの声が響く敷地内、、、
「まむし警報」なんて発令される所でした。
あなたの高校時代、どんなほろ苦さがありましたか?何に心躍らせました?
何に向かって燃えていました?どこにいて、どんな顔していました?
夕方、涼しい風が吹く頃、ちょっと、あの頃を振り返ってみるのも、良いか
もしれませんね。

さぁ、さぁ、気持ちの良い季節を迎えています。
風邪なんかとは一日も早くおさらばして、仕事に暮らしに張り切っていきた
いものです。
梅雨の憂鬱さより、恵みの雨に濡れた木々の美しさにに見とれ、巣立ちを間
際にした小鳥たちの声に心和ませ、季節の花達に「ようこそ!」と挨拶しな
がら歩きましょう。

 

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◇野辺山便り (vol,021) 2005年 第6号◇
2005.6.20 配信
監修発行・クマ工房
http://www.ytg.janis.or.jp/~kuma/top.htm
問い合わせ:info@kumaya.or.tv
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