2005.09.07 vol,024 (不定期発行)


☆☆☆ 野辺山便り ==2005年 第9号== ☆☆☆     From クマ工房、

  ””””” 透き通る空と心地良い風の9月号 ””””””

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 ご挨拶

夏の後ろ姿、、、、の野辺山です。
ススキ、萩、コスモス、ほんのり赤くなり始めた箒草、千日紅の小さな花達。
毎年夏の終わりを彩ってくれる名残のナスターシャ。まだまだ緑ですぞ!と、
頑張る木々の葉達。虫の声は月夜に響きます。
野辺山の短い秋。暑くもなく寒くもない貴重なこの時期。仕事に暮らしに、
充実していたいものですね?

とは、言っても、、、ちょっと夏の疲れが抜けきらず、体の芯が重いと感じ
るのは年のせい?
はち切れんばかりの8月を過ごし、さぁ、芸術の秋へと暦を進めましょう!
殆どのカレンダーの絵柄や写真は、夏の海や山の明るい風景から、薄い長袖
の様なちょっと落ち着いた雰囲気へと替わります。
パソコンの横のスヌーピーのカレンダーも、カーキ色の帽子をかぶって(ビ
ーグルスカウト)山道を歩くスヌーピーとウッドストック達になりました。
えっ?どうでも良い?

台風が又秋を運んでくるんでしょうか?
台風情報と、選挙情報の9月です。
さぁ。野辺山便り9月号、最後までおつき合い下さい。

▲▽ CONTENTS ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 ☆彡新連載 クマの手仕事 こぼれ話
 ☆ ホームページあれこれ
 ☆ 工房より
 ☆ クマの独り言
 ☆ りらちゃんの格言コーナー
 ☆ 今月のゴメンなさい!!
 ☆ 編集後記

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☆新連載 クマの手仕事 こぼれ話 その1

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「クマの手仕事」というネーミング。これが良いねぇ〜
毎度のことながら、感心、感心。自画自賛だけど、、、、
名に実が伴ってくるっていうのかな?実から生まれた名って言うのかな?

クマ工房20周年を期して企画された大笘 裕史作品展 クマの手仕事。
5年の歳月が「クマの手仕事」を育て「クマの手仕事」が引っ張ってくれ
ている様な気がします。
クマ工房は、創立当初家具製作ではなく、木製小物を主力製品として経営
していました。何か格好良い言い方だけれど、、実は、家具の製作には、
技術や経験は勿論ですが、豊富な材料と大型機械、そして、それらを稼働
させる事の出来る広い作業場や材木置き場を欠かすことは出来ません。
多くの手作り家具工房やクラフトマンの作品が、一般的に「高い」という
印象があるのは、やはり、この設備投資や運転資金に依ることが大きいの
ではないでしょうか?ホント、大変なんです。
クマ工房は創立から5〜10年程の期間は、ひたすら木製小物を作り、売
り、その利益で1つずつ、機械を買いそろえ、材木を買い貯めていました。
いやぁ〜実に堅実なものです。
要するに「形から入る」というタイプではないんですよね?
勿論、創立の時期にいわゆる「木製ブーム」の様な波があり、作った木製
小物は飛ぶように売れていましたから、そんな意味での運の良さがあった
ことも事実です。
そして、工房も夫婦二人となり、思いがけない娘の誕生も経験し、木製ブ
ームも去り、アルバイトに奔走する日々も在りました。そんな中、これか
らのクマ工房をどんな風に形作っていくかを考えました。
小さな工房であることをメリットに出来るよう、、、二人だけであること
をもっと、活かしていきたいと云う思いが、クマ工房であると共に大笘 
裕史の作った家具である事をもっと全面に出していこう!と、、、、

なんだか、ひどく偉そうな感じですが、「成る可くしてなった」ってとこ
ろなんですが、今改めて考えてみると、こんな感じかな?

さて、そのクマの手仕事の記念すべき第1回目。2001年4月28日。
その前日には「20周年万歳パーティー」が八ヶ岳高原ロッジで華々しく
も執り行われました。沢山のクマ工房を支えてきて下さった方々に囲まれ
ての嬉しい、嬉しいひとときでした。
けれど、その中でだた1人、想像を絶する緊張感の中にいたのが、、、、
他の誰でもないクマチャンです。
これは、本当に本人でなければ理解できない類の緊張感だと思います。
「おめでとう!」「ありがとう!」「頑張って!」「これからもヨロシク」
「初の個展、期待してるよ!」「楽しみにしているわ〜」
そんな言葉の飛び交う中で「これが僕の初めての作品展です」という会場
を作り上げ、やり遂げた達成感。これで本当に充分か?という不安感。そ
して大量のアルコール、、、、、

大笘 裕史作品展 クマの手仕事 記念すべき第1回目にクマチャンの姿
はありませんでした。
会期中、過労(と飲み過ぎ)で入院生活。
飲み過ぎかぁ〜と一笑に付さないでください。
クマチャンは本当に燃焼し尽くしたんです。後は頼むよ、と私に託して良
いところまで、頑張り通して、、、、。
それ程、初個展へのプレッシャーは大きかったと思います。
けれど、その内容は、後を託された私が誇りで胸が張り裂けそうなほどに、
素敵なものでした(毎度大げさな表現でスミマセン)
会場で初めてクマチャンの作った家具に出逢った方が、言葉でないクマチ
ャンからのメッセージをちゃんと受け取って下さり、幾つもの家具が、新
しいお客様のもとへ、届けられて行きました。嬉しかった〜大変だったけ
れど、報われる大変さでした。

徳川子爵の邸宅を移築したという八ヶ岳高原ヒュッテは、瀟洒な建物で、
とても、家具を引き立ててくれました。別荘地のお客様も多く、今でも工
房を訪ねて下さるおつき合いが続いています。初めての個展ということで、
古い友人や遠くのお客様も沢山来て下さいました。胸キュン!!です。
クマチャンの入院というハプニングで、却っていろんな方に支えて頂けた
というおまけ付きの作品展でした。

そんなこんなで、とにかくクマ工房の新しい章の始まりである作品展がこ
うして始まったわけです。
また長くなっちゃった〜
まずは、第1話のクマの手仕事こぼれ話。これ位にしておきます。
次回はどんなこぼれ話お聞かせしましょうか!!

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☆ ホームページあれこれ


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カウンターは18000を越しています。
当たり前だけれど、1から始まったんですよね?18000を越しているん
ですよ〜凄いなぁ〜

気を引き締めて、ホームページの運営をしていきましょう。
マンネリに陥らないように、でも、〜らしさを大切にしながら、、、
クマ工房からのメッセージ発信手段の1つとして、大切にして行きたいと思
っています。

この頃、トップページの写真が野の花ばかりで、木製品が少ないんじゃない
の?何て声が届いています。
ハイ、その通りです。でも、良いでしょ?短い花の季節だもの、みんなで、
綺麗だね!って言ってあげなくちゃぁ〜見てあげなくちゃぁ〜
反省しないで、又載せます。野の花達が綺麗に咲いている間は!!

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☆ 工房より

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作品展を終えて、ホーッとする暇もなく、順調に動いています。
お逢いした方々との言葉や思いのやりとりが、工房の原動力。
あの方や、この方を思い浮かべながら、今日も仕事に精を出しています。

一昨日、新しい材木が届きました。
作品展での売り上げで、クリとタモを買い付けました。クルミは今回は無し
ですが、材料が豊富にある事は、始めの一歩ですから。材木が無いと、とに
かく話しになりませんからね?
クマチャンはウキウキしているようです。
創作意欲が沸く!ってところですね。
ところが、材木置き場が草ぼうぼう〜 材木屋さんのトラックが来る前に、
草刈りをしなくては、、、幅の広い材はこちらに、長い材はこちら、と、受
け入れる前に、準備もいろいろあります。汗だく〜
幅木という細い棒を2本ずつ材の間に差し入れ、平らに積んでいきます。
風通し良くするためです。乾燥させるためにね。
トタン板を上に置き、針金で飛ばされないように固定します。
あ〜あ、立派な材木置き場が欲しいなぁ〜 とも思いますが、贅沢かな?

さぁ、気持ちの良い季節、材木も届いたことですし、バシバシ仕事に励みま
しょう!!


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☆ クマの独り言

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「薪の量は男の甲斐性」かどうか解らないけれど、薪の量が充分ってことは、
やっぱり気分の良いモンだ。
薪置き場も何とか、冬前に準備できて一安心。
暮らしが充分だと、仕事に充分気持ちを持っていける気がする。
落ち着いた日々が、ものつくりには何より大切。

この薪のことで「俺もまだまだ体力あるなぁー」とちょっと嬉しくなった!
気持ちも体も、使わないと錆び付くかもしれない。
骨惜しみせずに、、、ってところかな?

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☆りらちゃんの格言コーナー

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「想像力のない人生なんて!」            アン.シャーリー

今、大笘の母が孫であるうちの娘に買ってくれた「赤毛のアン」を読んでい
るんです。改めて読み返すと、おもしろい!おもしろい!
もうすぐアンとギルバートが結婚するところ。(全7冊の4冊目です)
そうそう、アンの娘は「リラ」なんですよね?育ての親のマリラから取った
名前なんですけれど。(アッ、私の名前の由来は赤毛のアンからではありま
せん。余談ですけれど)

想像力のない人生なんて、、、、、ねぇ?
精一杯、想像力を働かせる日々でありたいと想う今日この頃です。
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☆今月のごめんなさい!!

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今月は無いかなぁ〜
忘れているだけかなぁ〜
無かったことにしよう!

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☆ 編集後記

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今号でメルマガ「野辺山便り」丸2年!通算24号となります。
偉い、偉い!
遅れたり、短かったり、内容が無いよう?みたいな号もあったり、いろいろ
だったと思いますけれど、とにかく続けて来られて、偉い、偉い!!ね?
(^^)//""""""パチパチ
とにかく飽きっぽくて根気のない私が、叱られたり、せっつかれたり、おだ
てられたりしながら、月に1回、こうしてパソコンに向かい、機械の向こう
にいる貴方に伝えたい何かを、探しつつ、言葉を見つけつつ、キーボードを
叩いています。
クマ工房という木工屋の木に託したい想いをインターネットに載せて、、、、
上手く伝わるものかしら?
ちょっと不安も感じながら、それでも、自分達の生き方の確認作業をしてい
るような気がしています。
このメルマガの中で、私達自身が、立ち止まり、振り返り、行く手を見据え
る作業をしているようです。
自分の書いた文字でなく、自分の話す声でなく、自分の思いを伝える作業は
ちょっと前には、見当たりませんでしたよね?これで良いのかな?という思
いもちらつきますが、きっと、活字にも込められる思いがあります。
(小説や詩集は、活字ですものね?)
どうぞ、このメルマガに載せた私達の思い、、お受け取り下さいます様!

今号、如何でしたか?
又、3年目に向かって、頑張りまーす!!

 

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◇野辺山便り (vol,024) 2005年 第9号◇
2005.9.07 配信
監修発行・クマ工房
http://www.ytg.janis.or.jp/~kuma/top.htm
問い合わせ:info@kumaya.or.tv
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